親にとあることを話してみた。
皆様お久しぶりです。からあげです。
一年ぶりの更新になってしまいました。この季節にならないとブログ書かない癖をどうにか直したいです。これでも中学の時は死ぬほど新聞書いてたんですよ。
今回は先日ICT委員会で行われたLT大会で、私が発表した内容をここでも紹介いたします。
今回の内容は死ぬほど重いので、少し閲覧注意です。あと文章しかありません。
発表の経緯
突然ですが、この記事を見てる人のほとんどが、将来子供を作ることになります。
そんな子供が、「実は同性愛者なんだよね。」と言われたらどうしますか?
この世界で、同性愛者の割合はおよそ13人に1人と言われています。そう考えてみると、自分の子供が同性愛者の可能性は十分にあるわけです。
話半分で読んで構いません、今回のブログでちょっとでも同性愛について考える機会なればと思います。
実は・・・
はっきり言います。私は同性愛者です。
この時点で私に嫌悪感を抱いた人いれば、そのままブラウザバックしてください。どうぞ。
きちんと言うのであれば、私は普段はXジェンダー(中性)として生きていて、恋愛については生物的性別が同性の人にだけ恋します。
ですから、私は女の子を好きになることはないです。これだけは断言します。
世の中にはバイセクシャルという男の子も女の子もどちらも好きになる方もいますが、私はそんなハイブリッドな人ではありません。
今私はブログ上で同性愛者をカミングアウトしましたが、これって、、、、
となりました。
中学生や高専に来てからも、友達に言うことはありましたが、まだ親にはこのことは一ミリも伝えてません。
親にどうしても言いたい理由
理由としては、3つです。
一つ目は、「18歳で結婚できるようになるから」です。18という大きな節目の時期に言った方がキリが良いと思いました。
二つ目は、「いずれは言う機会が来るから」です。遅かれ早かれ、いずれは親に言います。それが今になっただけの話です。
三つ目は、「良い人が見つかったら簡単に紹介できるようになるから」です。これは詳細に書く必要はありませんね。
実は母親には・・・
母親には、中2の時に伝えました。
いや、正確に言えば"勝手に伝えられた"という感じです。
夏休みの作文で同性愛について書き、そこでも同じように作文内でカミングアウトしましたが、その事実を知った担任が私の母親に「からあげくんがこんなこと書いてますけど、大丈夫ですか?」と聞いてしまったせいで、同性愛者ということが勝手にばらされました。
本人に知らないところで勝手に同性愛者ということを話してしまうことを"アウティング"といいます。実際にとある大学でこれが行われ、自ら命を絶ってしまった学生もいます。
幸いにも、私の母親は「本人の自由なので・・・」と答えてくれたようで、私自身に直接聞いてくることはありませんでした。
良くないです。アウティング。家帰るの怖かったですもん。
実際に父親に言ってみた
私は離島出身の為、親に会う機会が長期休みしかないので、夏休み、私が島を飛び立つ前日の夜に父親に話しました。
私「実は、同性愛者なんだよね。」
父「は、嘘でしょ、何言ってるの?えぇ・・・。」
父「今だけ男が好きになるだけとか?将来は女の子好きになるんでしょ?」
私「いや、そんなことは絶対にない。もうずっと男の子が好きになる。」
父「えー。いきなり男の人連れてくるとかやめてくれよ???」
私「今付き合ってる人いないから大丈夫w」
父親には受け入れてもらえませんでした。
そんなのわかってます。
アラフィフの父がいきなりそんなこと言われてもショックを受けるだけですからね。
知ってます。
それでも、否定された感じがして、ショックでした。つらかった。
一番話す機会があるのが父親だから、余計に。
まあでも、時間が解決する、冬休みに父に会う頃には父も自分でどうにか考えるでしょう。
そう願ってます。
番外編:思春期のからあげさんの悩み
ここでちょっと、私が同性愛についてどう考えてたか、話させてください。
小学校高学年になるころに同性愛者と気付いた私は、めちゃくちゃ悩みました。
「男を好きになるなんてありえない。」
「友達に恋愛感情が湧くの嫌だ。」
自己嫌悪ですよね。普通にこのころなんて病みまくってました。
いざ勇気を出して同性の友達にカミングアウトしたりしても、アウティングの嵐、学校中のいろんな人に、
「あの人ゲイってよ」「おかまってよあいつ。」「うわゲイじゃん近寄んな」「あいつ男襲うらしいよ」
毎日1回は聞きました。いじめです。ほぼ。そもそも俺だって好きになる人のタイプとかもあるので、男子全員恋愛対象になりませんし、誰彼襲うなんて当然しません。
でも仕方ないんです、思春期の頃なんてみんな他人のことなんてわかんないですから。そう思われて当然です。
許してないけど。
あと、父親の方の家庭がキリスト教だったので、"同性愛が禁止の宗教の家にいて私はいいのか?"とかも考えてました。
父親に話して次の日
翌日、飛行機で本島に行くために、父親に空港まで送ってもらいました。その時の父親は昨日聞いたことはなかったかのように、いつも通りの会話をしました。普通に今でも週1とか、以前と変わらない連絡頻度でいます。
父親に話してよかったかなんて考えてません。いずれ言わないといけないことだったんだから、良い悪いなんてないんです。でも時間がこの溝を埋めると思います。
終わりに
やっと最近同性愛者でもいいんだと思えるようになってきました。自分自身を受け入れられるようになりました。でもそれでもやっぱり、女の子と結婚して、子供も生まれて、普通の家庭で幸せになりたいとか、そういう願望はあります。どうしても。
それでも自分の現実を受け入れて、前を踏み出すためにも親や周りにカミングアウトしました。
私のことを「ゲイだから嫌い」というのは全然構いません。でも、だからといって私自身、同性愛者の存在を否定するのはやめてください。
それが当事者を自殺に追い込まれる可能性もあります。好きで同性愛者になった人なんて、ほぼいないんです。
長い文章の嵐となってしまいましたが、私は元気です!!!!
最後まで見てくれてありがとうございました。